Japanese Yoshitoshi 芳年:熊若丸と僧侶、流刑へと追いやる船の返還を願う
作者: 月岡芳年 (1839-1892)
題名: 熊若丸と僧侶が、流罪地に彼らを取り残すことになる船の帰還を乞う
連作: 芳年の勇敢な武者たち 芳年 武者 旡類 制作年: 1885
日野熊若丸と大善坊の僧が、流罪地へ取り残されそうになっている船の帰還を乞う。物語は14世紀の『太平記』に由来し、父の処刑の後に少年がたった今果たした復讐に関わる。 年老いた僧は祈るように手を合わせ、その中に数珠を握っている。そばにいる少年もまた、胸を打つ仕草で船に手を伸ばしている。物語では、船は実際に引き返し、少年を無事に越後国へ送り届ける。 彼らは、布のような文様をもつ雲縁の背景の中に立ち、作品に遠い昔の出来事のような印象を与えている。これは、大胆な図案的表現であり、グラフィックとしては何十年も先を行くように感じられる。初期刷りであり、二色の題箋や全体の摺りの質、彩色からそれがうかがえる。
状態: 発色・摺りともに非常に良好。保存状態もとても良い。右端の余白は狭く、綴じ穴と上部余白に紙の混入がある。 寸法: ôban 35.7 x 24 cm
版元: 小林鉄次郎
署名: 芳年画
参考文献: Roger. S. Keyes, "Courage and Silence: A Study of the Life and Color Woodblock Prints of Tsukioka Yoshitoshi 1839-1892", Cinncinnati, 1982 #460.14. Eric van den Ing, Robert Schaap, "Beauty and Violence: Japanese Prints by Yoshitoshi 1839-1892", 1992 series #44.14 (pp. 128-130). See British museum and LACMA websites.
SKU: YOT943