Yoshimitsu: 二條橋から望む大文字 京洛名所: 二條橋より大文字を望む(売却済み)

  • Sold.

作者: 野村芳光(1870-1958)
題名: 二條橋より大文字を望む 京洛名所: 二條橋より大文字を望む Nijô-bashi yori Daimonji o nozomu. 連作: 京都の名所(Kyoraku meisho)
制作年: 1930

年齢も装いもさまざまな祝祭の人々が集まり、京都・如意ヶ嶽の大文字山の斜面に「大」の字を灯す伝統の送り火を見守っている。これは毎年8月、盂蘭盆会の閉会の儀式として行われた。  左端には「モガ」風の服を着た女性が見える。短い髪にフラッパー風の西洋服をまとい、伝統的な着物姿の女性の隣を歩いている。右側では赤い提灯の光が麺売りの人物を照らし、その人は2人の子どもに一人前を配っているようだ。日本人男性たちは和装と西洋帽を混ぜて身につけており、中央で斜面を見上げる一人は緑のスーツを着ている。彼は西洋服と帽子の女性と腕を組んでいる。  そこには、温かく祝祭的な夏の夜の雰囲気があり、集まりは子ども連れにも楽しいものとなっている。闇と光の戯れは清親を想起させ、灯りが村人たちや当時の入り混じった装いに反射している。遠方に電柱が見えるにもかかわらず、全体の印象は時代を超えた、産業化以前の日本である。炎の上に広がる暗い空の中の、かすかな煙の立ちのぼりと、山肌の繊細なバレン筋の渦は、当時の摺師たちの熟練を示している。99/200 の番号が入った裏面の印章を持つ初版より。芳光は西洋絵画も学んでおり、そのことはここでの光と影の扱いに表れている。

状態: 発色、色彩、保存状態ともに極上。 
寸法: 横大判(24.8 x 38.6 cm)
版元: 桑香会(佐藤勝太郎)
署名: Yoshimitsu

SKU: YOM015