Kunichika: じゃれ猫と裁縫する女性(刊行済み)(SOLD)
作者: 豊原国周 (1835-1900)
題名: 午後八時、gogo hachiju
シリーズ: 二十四時間の情景―図像による比較 制作年: 1891
美人は裁縫の手を止め、飼い猫に驚かされている。猫は彼女の赤い布地の一部に爪を立てているようだ。彼女の表情には、猫のいたずらっぽい আনন্দと対照的な、叱りつけようとしているかのような気配がうかがえる。猫の毛には空押しが施され、輪郭にはピンクの縁取り、目は黄色で描かれている。左には立ち提灯と漆塗りの針山台が見え、cartouche にははさみ、定規、赤い糸が描かれている。提灯はほのかな光を放っており、左下に柔らかなピンクの線として見えるかもしれない。西洋の懐中時計の形をした挿入 cartouche にある詩は、次のように読める。眉をひそめる/肩が痛む/―針仕事。「八時」を意味する hachiji と、「眉をひそめる」を表す hach no ji wo [o] yosete の表現には、同音異義の関係があることが、詩でも触れられている。この版画は、書籍『遊女の一日:時々刻々』の160ページ、20番に全頁で掲載された。これは「午後8時」、Gogo hachiju である。
状態: 摺り、色、保存状態ともに極上。裏打ちなし、裁断なしで、ミントコンディション。漆風の表現、雲母のきらめき、空押しなど、豪華な摺りの効果が見られる。
寸法: ôban 38 x 25 cm 署名: Toyoharu Kunichika hitsu
版元: Fukada Kumajiro
文献: Seigle, Cecilia Segawa, Tim Clark, Alfred Marks, and Amy Reigle Newland. A Courtesan’s Day: Hour by Hour, Amsterdam: Hotei Publishing, 2004, page 160, number 20 (this exact print is pictured).
SKU: KCA134