Koson 小原古邨: 柳橋の雪 (初版) (SOLD)

  • Sold.

作家: 大原 呉装(1877-1945)
題名: 雪の柳橋 制作年: 1927

伝統的な着物をまとった二人の女性が柳橋を渡っている。吹きつける雪の中、雪をかぶった傘を構えながら、浅草の隅田川にかかるこの名橋を渡る姿が描かれている。北斎と広重はいずれもこの橋を主題に版画を制作しており、本作には、前時代を懐かしむ理想化された夢のようなイメージが感じられる。雪をいただいた柳の枝は、視線を二人の女性へと下方に導き、灰色と白の背景の中で、彼女たちの鮮やかな着物が見事な対比を生み出している。橋や傘には空摺が施され、さらに飛び散る胡粉(貝殻白)が手作業で加えられており、雪片にリアリティを与えている。大判の本作は、呉昌の通常の鳥や花の図柄からはやや異なる作例だが、彼の代表作のひとつとされている。実際、これは新版画における最も有名な図柄のひとつである。 ここに見られるような1924年から1930年に使用された最初期の渡辺印を伴うものは、きわめて稀である。本作は日本で購入されたもので、額装されたことはなく、退色も見られる。なお、同図で退色のある例が、戦後印付きで2024年3月にクリスティーズで17,640ドルで落札されている。

状態: 摺りも色も उत्कृष्टで、状態は極めて良好/非常に良好。右上隅に、裏面の糊付け跡が表に透けて見える箇所あり。ごく軽い折れが1か所。 寸法: 38.6 x 25.8 cm
文献: Brown, Kendall H. & Goodall-Cristante, Hollis, Shin-Hanga, New Prints in Modern Japan, LACMA, 1996, p. 81, fig. 109, cat. 89; Reigle Newland, Amy; Perree, Jan & Schapp, Robert, Crows, Cranes & Camellias: the natural world of Ohara Koson, 1877-1945, Hotei Publishing, 2001, p. 159, no. 166. MFA Boston 参照。
署名: Shoson

SKU: KOS253