小林清親:日本外史之内 九郎判官源義経
絵師:小林清親
タイトル:九郎判官源義経ー堀川邸襲撃ー
シリーズ:日本外史之内
日付:1879年
二人の家来が夜襲を知らせ、目覚める源義経。一人は跪き襲撃の報告を行い、一人は矢を放つ準備をしています。外の廊下にはすでに矢が着弾しているのがうかがえます。義経は片手で刀を掴み、子どもの一人が彼に鎧を投げ渡しているようです。左側にいる静御前(義経の妻のひとり)は急ぐように促しています。左手前には義経の鎧が入った鎧櫃があり、その上に籠手や兜が置かれています。
清親は武士の伝記の三枚続をほとんど描きませんでしたが、この日本外史之内には多くの力強いデザインが含まれています。義経は日本で最もよく知られ、最も愛される歴史的な武士の一人なのです。
コンディション:色合い、状態ともに優れています。裏打ちや切り取りはされていません。僅かなシワがあります。
寸法: 大判三枚続(各シート37.5 x 25 cm)
版元: 松木平吉
サイン: 方円舎清親筆
SKU: KYC481