勝川春江(帰属):市川団十郎 所持 茶碗と扇子(販売済み)

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作家:勝川春章(1743-1812)(帰属)
タイトル:扇子と茶碗を持つ市川団十郎五世
制作年:約1780年

歌舞伎役者の市川団十郎五世(1741-1806)が自信に満ちた姿で立っています。右手には開いた扇子を持ち、左手には布の上に載せた大きな陶製の茶碗を掌にのせています。彼の衣装には、団十郎家の家紋を示す同心方形が描かれています。シカゴ美術館の所蔵品には、勝川春好による、団十郎五世が右手に似た茶碗を持つ版画があり、演じている役は1776年に森田座で上演された『平仮名清水記』の梶原平次とされていますが、これは確定的な帰属ではありません。(参考番号1925.2481)このデザインの他の例は見つかっていません。

状態:刷りの状態、色彩、保存状態ともに優れています。色あせやすい露草色の顔料も残っています。寸法:細判 31.9 x 14.8 cm
署名:無署名

SKU: KTW012