Hiroshige 広重: 遠江国 浜名湖　

作家： 歌川広重 (1797-1858)
タイトル： 遠江国：浜名湖、堀江の館山寺と引佐堀江

シリーズ： 「六十余州名所図会」 制作年： 1853年

この作品では、浜名湖が川のように曲がりくねり、特に目を引くのは美しい円を描くぼかしの楕円形です。半島の縁に見える白は小波が立っていることを示し、魅力的なアクセントとなっています。陸地の多くのぼかし部分は作品に奥行きと輪郭の感覚を与え、また初期の刷りであることの証でもあります。デザイン中央の深い青のぼかしは後の刷りには見られません。館山寺はあらゆる方向に優れた眺望で有名で、左側には堀江村のいくつかの家が見えます。

状態： 印刷、色彩、状態ともに優れています。空に見える大きな紙繊維は、元の作品の自然な一部であり、欠陥とはみなされません。 寸法： 大判（36.5 x 24.7 cm）
出版者： 越村屋平助
文献： 「広重の六十余州の旅」（2004年）50ページ、番号11参照。MFA、チャゼン美術館、MET、ホノルル美術館、シカゴ美術館、サンフランシスコ美術館のコレクションも参照。 署名： 広重画

SKU: HIR570