広重: 豊前国羅漢寺下の道
作者:歌川広重 広重 (1797-1858)
タイトル:豊前国羅漢寺下道 豊前 羅漢寺下道 (Buzen rakandera shitamichi)
シリーズ:六十余州名所図会 六十余州名所図会
制作年:1854年12月
羅漢寺は豊前国の山中にあり、有名な巡礼路沿いに位置していました。山の洞窟には多くの羅漢(仏の弟子)像が祀られていました。私たちは、川岸に沿って掘り抜かれたこの不思議な道を歩く歩行者たちの姿を見ています。急峻な崖の肩の下にあります。広重は崖に劇的な土色のオレンジ色を選び、そこから黄色、緑、そして頂上に向かって茶色へと色が変わっていきます。近くの岸辺には、はるかに開放的で狭苦しくない川沿いの道を歩く一人の人物がいます。
状態:非常に良好な刷り、色彩、保存状態。三方に大きく清潔な余白があり、地上部分全体に豪華な雲母の厚い層が施されています。
参考文献:「広重の六十余州の旅」(2004年)、150ページ、番号61を参照。MFA、Chazen、MET、ホノルル美術館、シカゴ美術館、サンフランシスコ美術館の所蔵品も参照。
寸法:大判(36.5 x 25.3 cm) 出版社:越村屋平助
署名:広重画
SKU: HIR567