Hasui 巴水: 名古屋城(初版)(予約済み)
画家: 川瀬巴水 (1883-1957)
題名: 名古屋城 名古屋城
シリーズ: 東海道風景選集
制作年: 1932年5月
名古屋城は晩春の緑に囲まれており、周囲の堀を埋めるように咲く睡蓮も描かれている。巴水の細部への目配りは、屋根の最上部に見える2体の金の鯱を守る金網にも及ぶ。興味深いのは、この2.5メートルの鯱には何世紀にもわたりさまざまな量の純金が含まれており、不況の時代には溶かされて純度の低いものとして鋳直されたことである。城を囲む空は淡い黄色で、上部は灰色、地平線近くはピンクと紫に染まり、夜明け、あるいは夕暮れを示している。東海道にはないものの、名古屋城は歴史的に重要で、戦国時代の旧城跡に徳川家康の命で1612年に築かれた。1893年には正式な皇居に指定された。1930年には城の所有権が名古屋市に移管され、城内の24棟が国宝に指定された。第二次世界大戦中、城の建物の多くは空襲で焼失した。ここでは、1945年の破壊以前の天守が描かれている。戦後の数十年にわたり、多くの区域や建物が再建・改修された。 1930年から1942年にかけて使用された渡辺の朱印の表面下端に加え、裏面には赤で、時に渡辺の「贈呈」印とされるものも見られる。かなり希少な図柄で、特にこの色あせていない色彩は貴重である。
状態: 印象、色彩、状態ともに極上。
寸法: ôban (38.8 x 26.3 cm) 出版社: 渡辺庄三郎
参考文献: 楢崎宗重『川瀬巴水木版画集』1979年、194番。Kendall Brown, Kawase Hasui: The complete woodblock prints, Hotei Publishing, 2003, 224番。シカゴ美術館参照。
印: Kawase 署名: Hasui
SKU: HAS654