巴水巴水:十和田湖の水彩画(販売済み)
アーティスト: 川瀬巴水 かわせはすい(1883-1957)
タイトル: 十和田湖の水彩画
日付: Ca. 1930年代
「十和田湖」と題し、巴水と署名したユニークな水彩画。 1933年の版画「十和田湖」(布袋#293)と比較すると、千住断崖の裾野を囲む鮮やかな紅葉と、その底に映る軽く波打つ水面が似ていることがわかります。ttom. 巴水のテクニックは興味深いもので、まるで版画のデザインを先から考えているかのように、木々の輪郭や水面の反射までを黒のインクで描きました。市場に出回っているほとんどの水彩画とは異なり、この作品は版画デザインの準備段階であるか、少なくとも版画デザインのアイデアであるようです。ほとんどの水彩画は、おそらくリクエストに応じて、印刷デザインの後に描かれる可能性が高く、より理想化されているように感じられます。この作品は、アーティストが屋外で特定の瞬間を捉えた、直接観察の結果のように感じられます。筆致、紙のサイズ、種類から、この画商は画家が屋外でこの作品を制作していたことがわかります。故清水久雄氏 大田区立郷土博物館の学芸員は、蓮水の水彩画には3種類あると考えています。印刷デザインのオリジナル。展示用のもの(版画堂サイン入り)。そして彼の版画を気に入ったコレクターからのリクエストによるものです。出版された版画に基づいていないこのような初期の作品は実際に非常に希少です。一番下の11.8.8という表記は、1933年昭和8年11月8日を示す日付であると考えられます。この表記を日付と解釈すると、年月日の順番ではありません。 、しかし、紅葉の紅葉を意味するのは11月だけです。age.
寸法: 33.6×23.5cm
シール: 川瀬絵師印(版画ではなく絵画にあるのは珍しい)
サイン: 蓮水
SKU: HACS100