Hasui 巴水: 尼崎大物(売却済み)

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画家: 川瀬巴水 (1883-1957)

題名: 大物、尼崎 尼崎大物 制作年: 1940

シリーズ: 日本風景集 II 関西篇 日本風景集 関西篇

工業建築の外に積まれた木材の上で、ひとりの男が腰を下ろしている。彼は、下部がオレンジ色に輝く煙の立つ火を見つめている。 その上には、より淡いオレンジ色の満月があり、遠くの工業建築の灯りもまたオレンジに輝いている。夕方で、主な色調は緑がかった灰色である。奈良崎は「ここは、鎌倉時代初期[1185-1333年]の『平家物語』で有名になった大物浦である。今では阪神工業地帯の一角となっているため、かつての姿のままこの地域を旅人が味わう機会はほとんどない。このため、巴水の描写は興味深い」と記している(Brown 101ページ、番号335参照)。この作品には、渡邊の戦後(1945-1957年)の小さな丸い印章が左下隅にある。戦前の印章の作品は市場にほとんど出回らない。これは、アメリカ人(巴水の最も強い市場)がすでに日本美術の購入をためらい始めていた時期であり、かつ工業風景で暗めの色調であることから、初版で刷られた数は少なかったと考えられる。JudaコレクションのLACMA収蔵品にも、この戦後印章がある。左余白にやや大きめの円形渡邊印章がある作品は、かなり後年に出版されたようである。この例では空に木目が見られ、今回の刷りの時点では版木があまり使われていなかったことを示している。

状態: 非常に良い摺り、色彩、状態。
寸法: ôban 39.2 x 26.2
出版社: 渡邊庄三郎
文献: 奈良崎 #241; Brown/Hotei #335. LACMA、VMFAの美術館コレクションを参照。BalcerコレクションのVMFA所蔵例のみが戦前の渡邊印章を有する。 印章: Kawase
署名: Hasui

SKU: HAS653