石渡耕逸:鶴見の観音門(売約済み)
作家:石渡光逸(1897-1987)
タイトル:鶴見の観音門 制作年:1931
女性と娘が観音寺の門の下を通り抜け、木々が参道の入口を囲んでいます。左側には神聖とされる大きな木がデザインの中心にあり、門の右側には守護像がかすかに見えます。作品全体の雰囲気は非常に春水風ですが、独自のスタイルも持っています。
この希少な作品は渡辺が出版した数少ないものの一つで、1928年から32年に使用された初版の印が右側にあります。石渡光逸は同時期に活動した土屋光逸とは無関係です。石渡は川瀬巴水の弟子であり、その影響が明らかに見て取れます。彼は1935年まで渡辺とだけ仕事をしていました。
出版社:渡辺庄三郎
状態:非常に良い刷り;色彩と状態も非常に良好。
寸法:大判(37.1 x 25.2) 署名:光逸
SKU: KOW010