芳年:タカシ湾の塩の乙女(販売)
作者: 月岡芳年
題名: 高師の浦の塩汲み女 高師の浦
シリーズ: 東海道名所風景(Tokaido meisho fukei) 制作年: 1863
広重を思わせる塩汲み女が、高師の浦の海岸沿いに桶を運んでいる。空にはかなり西洋的な趣がある。彼女は、着物を風になびかせながら海水の入った桶を運び、仕事をこなしつつ、左端に見える将軍行列の到着を穏やかな好奇心で見ている。そこには、ひざまずく数人の供臣が描かれ、しかも文字どおり画面の外へ切り落とされている。このシリーズは、江戸と東京の間を行き来する将軍徳川家茂の行列の重要性と、その道中で示される権威を主題としていた。幕府は数年のうちに崩壊したが、当時は16人の画家がこのシリーズの制作に動員された。狂斎や芳年のような、より大胆で創造的な画家たちは、行列そのものをほとんど見せない表現を見いだした。芳年は当時、まだ20代前半だった。
状態: 摺り・色ともに極上。状態良好。空の部分にわずかな補修あり。
寸法: oban
文献: ほかの所蔵例はMFA参照。
署名: 一魁斎芳年画
SKU: YOT519