広重: 日向国 油津港 飫肥大島

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作者: 歌川広重 広重 (1797-1858)
タイトル: 日向国 油津港 日向 油津ノ湊 飫肥大島

シリーズ: 六十余州名所図会 六十余州名所図会 制作年: 1856

鳥瞰図で描かれた油津港は、奈良時代の8世紀から漁業の重要な港として栄えました。左下に一部が切れて見えるのは飲食店の建物と思われ、油津村の一部です。右側の船は軽やかに浮かんでいるように見え、広重のデザイナーとしての技量を示しています。この版元の見解では、広重が鳥瞰図を得意とした理由の一つは、東京での消防吏としての前職で高い火の見櫓に多くの時間を費やしたことにあると考えられます。本作は初版に近いと思われ、木目が非常に鮮明で、水面のぼかしも美しいです。本シリーズのカタログに掲載されたPulverer版と比べても遜色ありません。

状態: 鮮明な摺り、色彩、保存状態ともに優れています。水面の美しい木目が初摺りであることを示しています。

参考文献: 『広重の六十余州の旅』(2004年)158ページ、65番を参照。MFA、Chazen、MET、ホノルル美術館、シカゴ美術館、サンフランシスコ美術館の所蔵品もご覧ください。

寸法: 大判(36.5 x 25.3 cm) 版元: 越村屋平助
署名: 広重画

SKU: HIR569