Hiroshige 広重: 小梅堤 (デラックス版、「初版」) (売約済み)

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作者: 歌川広重 広重 (1797-1858)

題名: 小梅堤

シリーズ: 名所江戸百景

制作年: 2/1857

2人の女性が木橋を渡って小梅堤へ向かっている。彼女たちの姿は、ほかの景色の要素と同じように、この風景の一部となっている。寒さに動じないように見える2人の子どもは、手前で子犬と遊んでいる。右端の岸辺の木々には、わずかに葉が残っている。広重の静かな才気が最もよく表れているのは、このシリーズの豪華版であり、画面全体に特徴的な対角線で交差する道筋を目でたどるにつれ、絶妙な均衡と調和に満ちた穏やかな旅へと導かれていく。広重自身も、絵本江戸土産の中で似た景観についてこう賛辞を記している。「景色はさして珍しくはないが、堀の水の流れが帯のように長く伸び、農夫たちが遠くまで続く田を耕していて、なんともいえぬ風雅と閑寂の趣がある。晩年を過ごすにはまことに好い場所である。」広重が自身の死を意識しつつも、周囲を包む豊かな風景美に深く感じ入っていたことがうかがえる。彼は、この情景について自ら述べた言葉の優美さと情感を見事に捉えている。豪華版(初版とも呼ばれる)で、運河の中央に濃い青が鮮やかな藍の深みをたたえて輝き、画面全体の支点となっているのが特徴的である。題箋の四角い部分には空摺も見られる。シリーズ番号104。

状態: 保存状態、色彩、刷りともに極めて良好。 寸法: ôban (36 x 24.4 cm)
版元: 魚屋栄吉
文献: Henry Smith II: “Hiroshige: One Hundred Famous View of Edo”, plate 104. Brooklyn Museum、MFA Boston、Art Institute of Chicago、RISD Museum、Chazen Museum of Art 参照。 落款: 広重画

SKU: HIR571