Kunisada 国貞:歌舞伎役者・十三代目宇左衛門の無頼漢弁天、提灯を掲げる

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絵師: 歌川国貞 歌川国貞 (三代目 歌川豊国)

題名: 市村羽左衛門十三代目 市村羽左衛門による弁天小僧菊之助シリーズ: 老翁豊国の色替わり意匠(Toyokuni moyoo okina no somewake豊国模様翁之染分) 制作年: 1863

大胆な図案が、端正な悪党・弁天小僧菊之助を演じる市村羽左衛門十三代目 市村羽左衛門の劇的な肖像と舞台を分かち合っています。漆のような艶を出すために特別に摺られた真っ黒な衣をまとい、目だけが見える頭巾をかぶっています。そこには、青い円の中に点が入った模様の「豆絞り」が施されています。彼は、「橘」という文字が記された提灯を掲げています。これは市村座の座元・橘屋の紋であり、また羽左衛門の旧名・市村家橘でもあります

背景は、しぼりの絞り染め模様をあしらった、縫い合わせの青い幕で構成され、そこには大きく色鮮やかな二つの文字が描かれています。どうやら 「注」(緑)と「連」(赤)」で、合わせて「しめ」と読ませ、「しめ縄」を示しているようです。しめ縄は、神聖な縄で場を清めて邪気を払う、正月の縁起物の一つです。最も強い図像は、的の中心に矢が命中している図で、大当たりを意味します。「大当たり」とも読めるでしょう。あるいは、「破魔の弓」を指すのかもしれません。これは「邪悪を破る弓」と訳される、邪気払いのための神聖な弓矢の組で、正月のお守りや贈り物として用いられます。

この版画は市村座のために作られたもので、右側に「市村座へ(市むらざ江)“. 1863年の市村座の正月歌舞伎上演のために企画されたのでしょう。これは、国貞が1864年に79歳で没する前年にあたります。「青砥稿花紅彩画」青砥稿花紅彩画、別名「白浪五人男」(Shiranami gonin otoko白浪五人男)は河竹黙阿弥作で、1863年に初演され、大成功を収めました。(調査にご協力くださったMichiko Sato-Grubeに感謝します。)

状態: 発色・摺りともに優れています。非常に良好な状態。薄い裏打ちあり。
寸法: ôban (36.4 x 25.3) 版元: Kagi-Shoo 鍵庄 Kagiya Shôbei

署名: 豊国 七十八歳筆(nana-jû hassai Toyokuni hitsu 七十八歳豊国筆)

SKU: KUS618