清親清親:宇治川でのレース。馬と水泳の戦士
作家:小林清親
タイトル:梶原景季と佐々木四郎高綱が宇治川を渡る宇治川 梶原景季、佐々木高綱、水中馬
制作年:1898年
宇治川 梶原景季、佐々木高綱、水中馬。 梶原景季と佐々木四郎高綱が、それぞれ名馬の池月と鶴寿美の鞍を握りしめて宇治川を渡る。上空には矢の雨が降り注ぎ、背後には橋脚の残骸が描かれている。これは『平家物語』の「宇治川の先陣争い」として知られ、源氏の二人の武士が源頼朝の命により敵軍と戦うために最初に川を渡ろうと競い合う場面である。水中の泳ぐ馬の描写が特に巧みで効果的な、希少なデザインである。
状態:印象と色彩は非常に良好。状態は良好〜普通。作品は裏打ちされており、三枚続きの中央に折り目がある。
寸法:大判三枚続き(37.3 x 76.3 cm)
出版社:小林鉄次郎
文献:小林清親著『日本の西洋化における光と影の研究』、130ページ、図版189(2015年)。
署名:清親
SKU: KYC213S