石崎重利:野原で休む女たち(いしざき しげとり)
アーティスト: 石崎重利いしざきしげとし(1901-1999)
タイトル:野原で休む女たち(石手松山)
日付: およそ1933年
旅装姿の二人の女性が、明るい緑の田んぼの脇の道で休憩している様子を描いた、興味深い創作図案です。二人は大きな旅帽子をかぶり、それぞれ杖を持っています。おそらく昼食休憩中でしょう。田んぼの向こうには小さな村が見え、その背景には丸い山がそびえています。この場所は松山市石手地区かもしれません。石手寺は四国遍路八十八ヶ所の五十一番札所です。重俊は愛知県に生まれ、平塚運一に師事しました。1932年から日本版画協会の会員となり、1940年には「新日本百景」シリーズに寄稿しました。美しく印刷されためったに見られない図案で、創作版画運動の創造的表現の素晴らしい例です。
状態: 印象、色、状態ともに素晴らしいです。
寸法: 26.2×35cm
封印: アーティストの印章
SKU: SEG010