Hiroshige 広重: 窓辺の白猫、浅草の田んぼと酉の市祭りを眺める(予約済み)

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作者: 歌川広重 Utagawa Hiroshige (1797-1858)

題名: 浅草田甫酉の町祭り 浅草田甫酉の
シリーズ: 名所江戸百景 (Meisho Edo Hyakkei)

日付: 11/1857

白い猫が、吉原遊郭にある遊女の部屋の窓辺から、心地よさそうに外の景色を眺めている。そこに住む人の気配は至るところにあるが、姿は見えず、ただ感じられるだけだ。左には、小さな熊手の形をした簪の束が見え、一本はすでに引き抜かれている。おそらく客の前で見せるために取ったのだろう。これらは、来る年の富を「かき集める」ことを象徴しており、客からの贈り物とも考えられる。そこには情事のあとの紙、すすぎ鉢、そして手ぬぐいも見える――おそらく彼女はちょうど客を見送ったところなのだろう。左の衝立の後ろに、まだ遊女と客がいるのではないかと考える人もいるが、この見る者には部屋には人の気配がほとんどなく、猫も室内のどんな動きに対しても身を向けるのだろうと思える。猫には生来の猫らしい超然としたところがあり、それに窓の格子が加わって、少し先の田畑に広がる大勢の人々の大行列から、まるで遠く離れた別世界にいるような感覚を生み出している。群衆は、吉原で一年で最もにぎわう酉の町祭りのために集まっている。おそらく浮世絵の中でも最も有名な猫の図柄だろう。

状態: 発色、保存状態ともに非常に良好。
寸法: ôban (35.8 x 24.2 cm)
版元: Uoya Eikichi
文献: Henry Smith II: Hiroshige One Hundred Famous View of Edo, plate 101. Paget, Rhiannon. Divine Felines: The Cat in Japanese Art. Tuttle (2023), p. 61. The Art Institute of Chicago、ブルックリン美術館、国立美術館、メトロポリタン美術館をはじめ、多くの美術館コレクションを参照。

印: 改め印 & 亥年/11月(1857)11
署名: 広重画

SKU: HIC201S