Koryusai 湖竜斎: 二人の美人、一人が犬を撫でる i河内 (売約済み)
アーティスト: 磯田湖竜斎(活動期間:約1760年代〜1780年代)
タイトル: Kawachi河内 Ikoma-yama 伊(生)駒山 日付: 約1770年
シリーズ: 風流五畿内古跡(Furyû go-kinai koseki)にある洗練された優雅さを持つ歴史的名所
とても優雅な若い女性がひざまずく姿勢に身をかがめ、膝の上の犬に注意を向けています。犬は彼女の手を舐めているようです。彼女は未婚の若い女性が着る長袖の振袖を身にまとっています。同じく優雅な彼女の連れは立っており、三味線を持っています。この作品はその年代にしては色彩が非常によく保存されており、青や紫のはかない顔料がまだ鮮やかで、彼女たちの着物の美しさを存分に味わうことができます。縁側からは遠くの丘の上に昇る満月が見え、右には松の木があり、雲がほとんどの景色を覆っています。雲の中には和歌があり、「生駒山」から始まるようで、秋の月と雲について詠まれています。
このシリーズは、天皇の座である京都を取り囲む五つの地域、山城を含む伝統的に有名な場所を扱っています。 山城、ヤマト大和, 泉和泉, 摂津摂津、川内河内これらは 当時の文化、政治、経済の中心地と考えられていました。河内は現在の大阪府の南東部に位置し、重要な商業の中心地でした。河内の「生駒山」は奈良と大阪の境にあり、生駒山地の中で最も高い(642m)山です。秋の満月が二つの山の間に輝くことで有名で、この構図の遠景に描かれています。秋の満月の夜、鮮やかに色づいた紅葉と風に揺れるススキに覆われた山々は特に美しいとされていました。この風景は上記のように詩人たちに愛されていました。
状態: 優れた印象と色合い;非常に良い状態です。右端に沿った顔料の変化は、非常に小さな以前の修復によるものかもしれません。
寸法: 中判(26.2 x 19.2 cm) 署名: コリュウガ 湖龍画
SKU: KOY029