広重二世:海辺を楽しむ美人たちと江の島の眺望 相州七里ヶ浜 江之嶋金亀山遠景之図

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アーティスト:歌川広重二世(1826-1869)
タイトル: 相州七里ヶ浜より望む江ノ島金亀山遠景図日付:1860

江の島への巡礼に集まった美人たちの魅力的な光景。鎌倉の七里(七里ヶ浜)海岸から景色をゆっくりと楽しんでいる様子です。中央の若い女性はタオルに貝殻を集め、ひとつを手に取って仲間に見せています。右側には日傘をさした二人を含む三人の女性のグループが一緒に景色を楽しんでいるようです。左側には二人の女性がおり、一人はまだ駕籠に座っていて、駕籠かきが休憩中に額の汗をぬぐっています。2018年に藤沢浮世絵館で開催された特別展「浮世絵:江の島春の巡礼」によると、江の島は江戸時代に人気の巡礼地かつ観光地で、早春から初夏にかけて多くの訪問者で賑わっていました。この作品は展覧会に出品され、当時女性たちは着物の上に浴衣を着て埃から守るという、巡礼に特有のファッションがあったと館は指摘しています。作品をよく見ると、確かに浴衣のシンプルな柄が上着として着られていることがわかります。女性たちは裾を持ち上げて追加の帯に留めており、浜辺を歩いたり浅瀬を歩いたりする際に砂がつかないようにしているのは明らかです。構図の中央には富士山がそびえ、左側には岸に近づく波の中で右へと盛り上がる二つの大きな波が見えます。 

状態: 素晴らしい印象と完璧な色合い。非常に良い状態です。各シートの左端にわずかな折り目があり、2枚のシートの下部にごくわずかなトリミングがあります。中央のシートの下部に小さなシミがあります。 寸法: ôban三連画(各シート約36 x 25 cm)
出版社:よろずや吉兵衛
文学:藤沢浮世絵美術館を見る
署名:広重が

SKU: HII038


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