笠松白: 新潟県越後の柏崎の吹雪 (売り切れ)
Artist: 笠松白(1898-1991)
Title: 新潟県越後の柏崎での吹雪 Date: 1954
吹雪が全力で吹き荒れ、風景を覆い尽くし、白い雪片が音もなく海に落ちていく。私たちは、木製の橋を渡るそりを引いている男を見ている。もう二人の人物も歩いており、雪から身を守るために頭を覆っている。海と空の背景は非常に巧みに印刷されており、藍色から緑、灰色までのぼかしのグラデーションとトーンが見られる。柏崎は、豪雪の寒い冬で知られ、日本におけるスキーの発祥地としても知られている。毎年2月にはスキー祭りも開催されている。
アーティストは1919年から1940年代後半まで、出版社の渡辺庄三郎と協力しました。1950年代初頭には、京都の出版社である雲堂のために木版画のデザインを制作しました。その後、 「笠松は自ら外に出て、彫刻、印刷、そして自らの版画を販売しました。その際、彼は創作版画(sôsaku hanga)運動の信条である自画、自刻、自摺(jiga, jikoku, jizuri)に従いました。」
これは、京都の運送堂によって出版された初版です。この作品には多くの後の版が存在しますが、この初版は非常に少ないです。出版社のマークは、昭和29年(1954年)の日付の上にある左の余白にあります。この日付は後の版では削除されています。
Condition: 素晴らしい印象、色、状態。
Dimensions: 41.4 x 28.4 cm
Publisher: うんそう堂 Signature: シロ
SKU: SRC010H