Tomikichiro Tokuriki: 大阪・道頓堀の夜景(売約済み)

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作者: とりくり とうみきちろう (1902-2000)

タイトル: 大阪・道頓堀の夜景  日付: 1941年6月

シリーズ: 100 Views of New Japan 新日本百景 (Shin Nihon Hyakkei)

道頓堀川は、水辺の上空にそびえる未来的な光景の中で、きらびやかなネオンサインの数々を映し出している。1930年代半ばまでに、この地区は劇場、喫茶店、レストランを宣伝するネオンサインで、すでに大いに照らされていた。川に架かる橋には、夜の街を楽しむ人々であふれている様子が描かれている。この版画が制作されてからほどなく、戦時下で強まる節約規制によりネオン照明は禁止されたため、これは戦前のネオン時代の、かなり短命だった光景の記録でもある。

道頓堀は今もなお大阪で最もにぎやかな歓楽街で、鮮やかなネオンと多彩なバーやレストランで知られている。

1938年から41年にかけて刊行されたこの版画シリーズは、地域紛争がやがて第二次世界大戦へと発展していく中、30人以上の創作版画家たちの協働によって制作された。発行されたのは39点のみで、最後の29点は前川千帆が編集した。ニューサウスウェールズ州立美術館のウェブサイトによれば、このシリーズの刊行は、太平洋戦争中に日本の当局によって中止された。日本の内情が敵に知られることを恐れたためである。戦時下の疑心暗鬼を考えれば不思議ではないが、資材の不足や、戦争機械に動員された作家たちなど、ほかの要因があった可能性も高い。

シリーズ名は右余白に赤で押印され、作家グループ「日本版画協会船」の名は左下に押印されている。 

状態: 摺り、色彩、状態ともに優秀。 額装歴なし。作家名は右下余白に鉛筆で書き込まれているが、これが本人によるものかは不明である。

文献: British Museumのウェブサイト、アジア美術国立美術館。 

 寸法: 25 x 33 cm

SKU: SNH011