こいつ:四ツ谷荒木横町の茶屋の入口(初版)
アーティスト:土屋光逸(1870-1949)
タイトル:四ツ谷荒木横町 Yotsuya Araki Yokocho シリーズ:東京風景日付:1935
四谷荒木町の茶屋の入口。夕暮れ時で、着物姿の美しい女性が二人、一人は伝統的な茶屋から出てきており、もう一人は入口で別れの挨拶をしています。上の障子の向こうには別の女性のシルエットが見えます。店からは温かく招くような光が漏れ、通路(横丁)に影を落としています。この光景は時代を超えており、20世紀の現代建築や服装の痕跡は一切ありません。現在は高層ビルや人混みで有名な東京新宿の路地とは思えない光景です。このデザインの人気により、非常に最近(令和)の版には、この初版(土井定一)の印章の粗悪なコピーが押されたものがあることにご注意ください。紙質、色彩、印刷の質、印章はすべてその複製版とは大きく異なり、90年前に印刷されたこの戦前の初版の深みは複製版には欠けています。この作品には東京風景の印章も押されています。また、左上隅には「Do」の透かしも含まれています。額装されておらず、この版でこの状態で見つかるのは珍しいものです。
出版社:土井貞一
状態:素晴らしい印象、色合い、状態。新品同様。
寸法:ôban (39.8 x 26.3 cm)署名:コイツ
参照:ウォーカー&土井耕逸 カタログ・レゾネ TK-DH-18。
SKU: KOI027