広重:目黒元不二
絵師:歌川 広重 (1797-1858)
タイトル:目黒元不二
シリーズ:名所江戸百景
発行:1857年
1812年に築かれた「オリジナル」のミニ富士の眺め。この目黒元富士は江戸時代後期に、老若男女すべての人々が富士山を楽しめるように作られました。目黒川を見下ろす崖の上にあり、遠くに本物の富士山が壮大にそびえ立つ素晴らしい眺めを提供しています。
道には歩く二人の男性が見え、建設当時に植えられた小さな松の木が道を彩っています。数人の訪問客がミニ富士の麓の茶屋でお茶を楽しんでいます。
この作品は4月の日付であるため、草が若草色をしているのが特徴です。訪問客が楽しめるように植えられた桜の木も花が咲いているようで、その枝は淡い桃色です。一部の作品では木々が秋の紅葉に見え、その後の作品では非常に明るいピンク色になっています。
コンディション:非常に良い色合いと状態です。中央に折れがあります。
寸法:大判(36.5 × 24.6 cm)
版元:魚谷栄吉
サイン:広重画
文献・展示:Hiroshige: One Hundred Famous Views of Edo: プレート25(ヘンリー・スミス著)、大英博物館、チェゼン美術館、ホノルル美術アカデミー、ボストン美術館、ブルックリン美術館
SKU: HIR562